gypsyR

Web3 Hackathonに向けて

2023-2-19

1.ハッカソンテーマ「企業内プロジェクト向け DAO 支援ツールの開発」

率先してアイデアを出す、自発的、意欲的な活動を促すような社内ツールが求められているのだろう。
トヨタといえど、日系大企業、ソフトウェア開発の面では SU 企業と比べ意思決定スピードが遅く、研究職でいえば、先進・挑戦的な研究を推進しているメーカーはマイノリティだろう。また研究のけの字も知らない役員の上位方針に従わざるをえない一社員は社会の歯車としての自覚が強まり、意欲は削がれる一方である。
年功序列、待てば給与が上がる、仕事の質は悪くとも残業していれば給与は上がる、仕方のないことだ(主観がかなり入ってます)。組織への貢献度を可視化し、改ざんされない、持続性があり、報酬の重みづけも明確にプロトコルとしてオープンになったシステムが作れたら、本当に素晴らしいことだ。きっと DAO の本質的な価値はここにある。ということでハッカソンでのアプリ開発で必要となりそうな情報をささっと集め、オリジナリティを出していきたいところ。   imageAlt

2.DApp

2-1.データ保存先

複数の運営者によって分散配置されたサーバ上に構築されるブロックチェーン

2-2.サービス利用方法

ブラウザとウォレットを併用しサービスに接続
ブロックチェーンと通信する際にウォレットの機能で電子署名

2-3.サービス采井

スマートコントラクト(以下スマコン)とブロックチェーン上に発行されるトークンを用い、多人数の意思決定でサービス運営(DAO)

2-4.データの所有・管理

データの所有・管理権限は秘密鍵を持つユーザに帰属
ブロックチェーン上で所有者を含む tx が刻まれ改ざん不可(51%攻撃が実現されない限り)


3.DAO

3-1.定義・概要

  • 中央集権的な管理者不在の下、スマコンを用いて定められたルールに従い持続的に運営する組織
  • 多数のトークン保有者によって組織の運営委方針などを決定する仕組みトークンガバナンス
  • DAO の仕組みは DApp の運営などに活用されている
  • スマコンを用いて運営ルールを実装することで、ブロックチェーンが稼働し続ける限り、自律的な運営を維持できる
  • ガバナンストークンを用いて運営方針を決定でき、そのプロセスがブロックチェーン上で可視化される

3-2.必要な機能(ハッカソン題材)

3-2-1.ユーザ管理

  • ウォレットとの接続
  • ユーザのアセット管理・可視化
  • 送金機能

3-2-2.ガバナンス機能

ユーザが運営ルールを柔軟に、快適に、民主的に決定できる機能

  • ユーザが改善提案または、開発者側からシステムの仕様変更などの提案
    • タイムリミットを設定(1~2 週間?)
    • 改善提案されたら利用ユーザに通知 ⇒web2 の仕組み必要か、google auth 等でユーザ登録させメール送信など
    • または、トップページに改善提案されたニュースリリース表示
  • ユーザがガバナンストークンを用いて投票(賛成/反対/棄権)し、多数決で意思決定
    • トークン所有数に応じて、投票権の強さに重みづけするか、1 ウォレット 1 投票までといったルール設定が必要
  • 採用されるとスマコンに実装され、新しい運営ルールとして機能する

3-2-3.ユーザへのインセンティブ機能

  • ガバナンストークンの売買
    • 投機需要が高いため本機能実装されてる場合多いが、優先度低い。持続性がない。

3-2-4.運営側のインセンティブ(機能ではない)

  • トークンの価格上昇 ⇒ トークン売却 ⇒ 資金の用途を管理したり、DeFi サービスを運営するために利用される

3-2-5.DAO 運営、ユーザビリティ、便利ツール

  • ユーザ同士のインタラクション
    • DAO コミュニティの活性化 ⇒ 投機的でなく、本質的な活動を促す仕組み
    • (ここに入り込む余地あるか)

社内用特化のアイデア

  • 貢献度の可視化
    • ランキング形式
    • 自身のランキングのみを表示
    • 貢献度に寄与する個別パラメータごとのランキング、可視化
  • 貢献度を図るための機能・ツール

3-2-6.UI

  • フロントエンドでの工夫。
  • 圧倒的ユーザビリティ

UI

  • サイトログイン時にウォレットと接続(MetaMask を想定)
  • ナビゲーションバー「HOME」「CHAT」「RANKING BOARD」「ASSET」「NEWS」「BULLETIN BOARD」

土日しか基本的に時間が取れないので(現職の残業時間がなかなか...)、ベースとなる OSS 探して、
基本的な機能はささっと作り、独自性のある機能開発に注力していきたい。

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